ベンケイソウ科多肉は「締まる」冬がいい

あちらこちらの鉢に挿し芽を放り込み、もしくは上の鉢からこぼれた芽が萌えに萌えたあと、寒さにあたり最低限の水分でぎゅっとこらえている様子はいとをかし。

寒そうではありますが、一年のうちで冬が一番締まって格好よいです。

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多肉植物を育て始めたころに教えてもらった「締まる」という状態。初心者さんが最初に不思議に思うのはこの言葉かもしれません。私も初めニュアンスがわからなかったな。

「締まるってどういう状態を言うのですか?」

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多肉園芸的にいえば、葉と葉がべろんちょ広がっていないとか、葉っぱ自体がだらしなく大きくないとか、茎立ちする多肉ならモヤシのようにひょろひょろ伸びていないとか。葉の間や節と節のあいだがぎゅっと締まっている状態、いわゆる「徒長」の対義語であり、褒め言葉です。


ネットで徒長した多肉の写真が「伸びた生長した大きくなったー」とアップされているのを見るにつけ、ゆるい笑みがこぼれてしまいます。

今では100円ショップやホームセンター、インテリアショップなどで気軽に多肉植物を手に入れることができます。ただ哀しいかな、適切な管理がされていないお店も少なくありません。初めから徒長べろんちょ株だったりすることも。

植物の本来の姿である一番良い、美しい姿を知識として持っておくと、それに近づけるにはどうしたらよいかと試行錯誤する余地も生まれます。本を買ってみたりネットで検索して調べてみたり、育て方を工夫してみたり。そうして得た知識や経験、創意工夫は植物を長く維持することにもつながります。

多肉植物の生態は面白いです。可愛いです。より多くの人が育てることによって、正しい栽培知識が共有されていくことにもなります。

だからハードルを上げたいわけでは決して無いのです。でも、考えるのが面倒くさくて、駄目になるたびに捨てて買って、「よくわからないけど育てられないんだよねー」って思考停止してしまうのは双方の不幸です。植物やるな。


話がそれましたが、”締まる” についてでした。

とりあえずですね、「よく締まった株ですね、フムフム」としたり顔でうなずいてみるとそれっぽいので覚えておきましょう。「かなりのガチムチっぷりですね、ウフフ」と付け加えてもよいですね。おすすめはしませんが。

最後にもう一枚。

上の写真では綺麗に見える角度でゾーンが切り取ってありますが、反対側の多肉ゾーンを見てみましょう。恥を忍んでの公開ですがよくいえば雑多、悪く言っても雑多です。

これが大口叩いてた創意工夫10年の結果か、と言われると、まあ、その。

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あはは。きったねえ。

ベランダに植物を置き始めたときはスカスカで、まさか多肉植物だけでベランダガーデニングが成立するなんて考えてもみませんでしたけどね。できるもんですね。

※高解像度の写真はFlickrにアップしています。どうぞよしなに。