古参の荒張バーディア(アラバディア)のターン

ヒトデ型,HaworthiaH.badia

10年や15年前には出回っていたり、ブログで何人もが上げていたりしたけど、近頃とんと聞かないし出回ってもいない…といって希少種で人気というわけでもない。前からの趣味家さんの温室やベランダのどこかには今でもそっと存在しているかもしれないやつ。むかし流行ったよねーみたいな。

多肉やハオルチアブームの影には、そんな品種が多々存在します。
検索しても自分のブログしか出てこねーの。

今さらとりたてて調べたいこともないんですけど、兄弟株や同士はどうしてるのかなあ、とね。

荒張バディア。またの名をアラバディア。
アラバディアと呼ぶのは少し恥ずかしい。

バディアかと言われるとそうでもなかったり、レツーサっぽいけどそこらへんはうやむやにしておこうか…と、作出者がすでにいらっしゃらない今日では真相が闇に葬られたハオルチア。

丈夫です。
焼くと茶色く、もっといじめると赤くなります。

荒張バディア、バーディア(アラバディア)
購入時、2006年8月、鶴仙園らしい
荒張バディア、バーディア(アラバディア)
2007年11月

この後なんですけどね。
遠き荒張園芸さんに思いを馳せたのか、天に向かって伸び始めます。と書いたほうがいいかなと思ったのですが私の絶賛放置です。

徒長したときって見たくもないから、まず撮らないんですよね。たまたま写っていたのをトリミングしたのが以下です。

2018年1月

正直これ、荒張バディアとは認識していませんでした。
なにかのコレクタがよう伸びたな、と。

で、外側をムリムリムリっと広げて、生長点の伸びしろを確保して、立ち直ってきた途中がこちら。

荒張バディア、バーディア(アラバディア)
2018年6月

赤いね、めっちゃ赤いよね。ストレスもかなりかかっていたとは思うけど、他と一線を画すこの赤さよ。
知る由もないご先祖様の正体を、今こそ知りたい。

ここまで仕立て直しできればもう大丈夫です。
今月の様子がこちら。

荒張バディア、バーディア(アラバディア)

この成長の速さで、もうフチがぎっちり付いているので、今季で植え替えしないと詰まってしまいます。

荒張バディア、バーディア(アラバディア)

いいですね。ムチンツルンです。クロムチカみたいに磨かなくてもカルキの跡が付きません。

大きめの化粧砂…というわけではなくて、これは普通の中粒軽石です。群れ防止で株元一周に敷いています。どうでもいいけどデカいな。

※植え替え時にそのへんにあった適当な石をひっつかんで撒いたと思われる

荒張バディア、バーディア(アラバディア)

荒張バディアがどうというより、ただレツーサ型の仕立て直し記事になってしまいましたが。

うちには、データも無い正体もわからないけどコレクタ、とか人からもらったナントカ…など10年選手が息長く生息しているのだけど、まあこんな感じでね。良い姿を保てるよう、育てられればと思っております。

ヒトデ型,HaworthiaH.badia

Posted by 緑屋