ピサの斜塔な青磁系硬葉の園芸支柱を300円で作るわよ
プチプチムチムチ透き通ったハオルチアは相変わらず人気だけど、硬葉タイプのハオルチア(ハオルチオプシス)にハマる変態さんも一定数いらっしゃる。わかる、わかるよ。「変態」は褒め言葉です。貫いていこう。
塔状になって生長していくやつ、背が高くなると重さでピサの斜塔みたいに斜めっていってしまうのが困りもの。
斜めった葉先に遮光シートが引っかかったり、服が引っかかったりして釣り上げて鉢からスッポ抜けることありますよね? 困るよね? 需要あるって言って?
そんなわけで、ベランダ工作シリーズ第二弾。
緑屋式小鉢用園芸支柱試作一号機となります。二号三号って進化する予定もないですが。
本当は円形の針金に3本の足をつけるようなものを想定してましたけど…
最終的に形の参考にしたのはこちら。
そもそも既製品では2号だ3号だって小さいサイズのものはないし、下に挙げた2mのもので4〜5個できますしね。
用意するもの
- ダイソーのアルミ自在ワイヤー 3.0mm
- 細工用先丸ペンチミニ。細くて曲げやすい
- 家にあった100円ニッパー
作っていくう
そうしましたら、ワイヤーをこんな形のものにします。(背景いろいろ汚いけど気にしないで頼む)
3mmのアルミワイヤーは硬くないのでそう力を入れないでも容易に形作れると思いますよ。
作り方といっても見たままに造形するだけで…
- 支えたい株のだいたいの高さを図って片方の直線部分を作り
- ペンチで角曲げて
- 丸みを付けて
- 角曲げて逆側の直線部分作ってカット
丸みのところは鉢とかコップとか円形のものを沿わせると綺麗にできるし、直線は指でしごいただけ。
出来上がりましたらぶっ刺します。(試作品なので雑なのは気にしないで)
もちろん、植える際に施したほうがいいのは当たり前で、根っこが傷ついていないことを祈るばかりです。一本二本ぶった切ってる気もしないではないですが、良い子は真似しないでね。
今回は試しに3mmを使ってみましたが、2mmだと重い頭の株はたぶん支えられない。2.5号鉢くらいの株なら大丈夫かな。このシリーズだと3mmより上はないみたいなので、ディコトマみたいなのは無理です。
そんなわけであらためて、今回協力してもらった三塔の紹介を。
Haworthiopsis glauca var. herrei グラウカ・ヘレイ 青瞳
その昔、空中庭園のほうからやってきたヘレイ。若干外ハネ気味で粉吹きの荒削りな姿が魅力。すごく遅いけど仔吹きもします。「青瞳」という和名もついているっぽいけど今初めて知りました。
Haworthiopsis glauca f.armstrongii アームストロンギー 青鳳
armstrongiiはグラウカ変種ヘレイのheterotypic synonym(異タイプ異名)とも書かれています(Taxonomy browser (Haworthiopsis glauca var. herrei))が、ここではヘレイとアームストロンギーで。
「青鳳」という名前がついているのをはじめt(略)
アームストロンギーとして入手したこれは、ヘレイよりは小型で、鋸歯とかキールにポツポツしたものが見えるタイプ。もう少し締めて育てないといけないけど、途中から少し徒長してますね。
Astroloba rubriflora (syn. Poellnitzia rubriflora) アストロロバ/ポエルニッチア 青磁塔
前にも二回ほど紹介しているポエル。これも青磁塔とかいう和名。今回の三塔の和名には全部「青」という色がついているんですねー。味があっていいと思う。
なかなか綺麗な塔にするのが難しくて旋回してしまうのだー
葉も痩せ気味なのでこの秋少し太らせてあげないと。
属はアストロになりましたが、一属一種だった頃を忍び、また植物学者Joseph Karl von Poellnitz氏に敬意を評してポエルニッチアで呼んでいます。(大げさ)
おまけ
All you wanted to know about Haworthias, Gasterias and Astrolobas: Haworthia glauca
変種 Haworthiopsis glauca herrei · iNaturalist
All you wanted to know about Haworthias, Gasterias and Astrolobas: Astroloba rubriflora
Astroloba rubriflora · iNaturalist
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