復活姫ツルボ

2013年6月19日

結局また球根か! またタマなのか! とお思いの貴兄に一言。またタマです。

姫ツルボがうちにきたのは今年の4月。鶴仙園さんで買い求めてきたものでした。あれよあれよと元気がなくなり、葉が落ちて枯れ、乾き。

そうこうしているうちに鉢を転がしちゃって中身が横転し、土はなくなり、さてどうしたものか…という状態で放置されていたのですが、最近ほかの植物の植え替えをしていてふと見たら鉢の中に何か青いものが。

ヒメツルボ

ネーギーはーえーてーるーーーーーーーー(心の叫び)
横になってたから、新芽が90度曲がってでーてーきーたーのー

本当に小さい植物なんですが、こうして球根だけ見てみると力強さに満ちあふれておりますね。球根植物は本当に強い。感動(してる場合か早く植えろ

ヒメツルボの球根

白い根っこうおうおうおうおうおう。偶然水をひっかぶって起きてたのか。夏は完全に眠るのか、水がなくて仮眠していたのか、本当にもーどきどきどきどき。

球根栽培については、とにかくこういう行き当たりばったりが多いです。とにもかくにもこれで、姫ツルボのたくましさは実証されたわけです。今度はたっぷり大きめの、ちょっとかっこいい山野草鉢に植えてあげようねー

ばばん! 盆栽ちっくにスギゴケなどもあしらってみましたわ!

ヒメツルボ

ヒメツルボ

ヒメツルボ(姫ツルボ、姫蔓穂)という植物について

私この植物てっきり園芸種だと思っていましたら、矮性の原種なんですね。

ツルボの小型タイプのもので…「姫ツルボ」という野草は無いと思います。地域的に矮性の小型タイプの野草が見つかり、それを「姫」と名付けて売られています。(「スミレイワギリソウ」「姫ツルボ」…狂い咲きのセッコク – 癒し草 – Yahoo!ブログ

姫ツルボに限っていうときちんとした学名が定まっていない?ようなのでツルボの学名を見ると、「Scilla(シラー属)scilloides(シラー属のような)」…なんてシラー属リスペクトなのかしら、ってことではありません。

種小名はscillaに似たという意味で奇妙な学名だが、最初はバルナルディアという別の属だったのがスキルラ属に移されたため(ツルボ(蔓穂)- 花インデックス | さいたま市の荒川堤と水田の花

バルナルディア属、Barnardia。同じヒヤシンス科(もしくはクサナギカズラ科、もしくはユリ科…複数あるのは大人の事情*、以下略)の一属ですが、もともとここで「シラー属みたいだからー」って名付けられていたものが、シラー属に入っちゃったってことですね。よくあることです。

*大人の事情:APG II植物分類まではヒヤシンス科。APG IIIではクサナギカズラ科。クロンキスト体系と新エングラー体系ではユリ科となる。

また、ツルボというと「球根多肉」みたいな謎カテゴリや山野草をご存知の方には馴染みの深いシマツルボ=Ledebouria cooperi。Scilla属からLedebouria属に移された植物の一つですが、これは単にツルボに似ていることから来た和名でございます。

その他の参考リンクは以下。

※高解像度の写真はBulbous plant – a set on Flickrにアップしています。