Go! Go! ウスネヘブン
チランジア・ウスネオイデス(Tillandsia usneoides)。
ウスネっぽいです(oides)=ウスネア属っぽいです=サルオガセっぽいです=サルオガセモドキ(猿麻桛擬、和名)=スパニッシュモス(英名)
空中湿度の高い樹上でブラブラふよふよと気ままな生活を送り、ときに千切れて旅してほうぼうで子孫を残すしたたかなやつ。
かつて、うちにもいました。
冬に、寒さではなく、たぶん水切れで殉職しました。済まない。
大きくなりすぎて実家に戻って行ったクヌギ、重宝してたんだけどな。ベランダで、チランジアが生きた木に活着する様子が観察できるなんて思わなかったし。
それはさておき、時は流れて現在。
某チラクラスタから梱包材をもらいました。
抱えきれないマイソウルたちは、3つの束にわけて吊るしました。
ひとつはヘゴ棒に細い針金で(きつすぎないように)ぐるぐるして、…ちょっと汚い、だいぶ性格が出ている。用が足せればいいのだよ、私に几帳面さを求めるな。
くくったところが水やり後に乾かず蒸れてダメになる場合があるので、まんべんなく風が当たる工夫をする必要があるそうです。
もうひとつは、長さを揃えて真ん中を細い針金でゆるめにくくって、フックにぐるぐるしただけ。ただこの盆栽用の針金、経年劣化してポキっと折れたものがあったので注意しないと…。
あ、なんでタコ糸でくくらなかったんだろう。とまあこんな装備ですが、暴風や突風には耐えておりました。柔能く剛を制す。
真っ青な空にチランジア、たまらん。
場所
今は光線がきついので、昼までの数時間、50%遮光くらいの場所で様子を見ています。他の銀葉っぽいのもここにいますね。
夏の盛りがすぎるまではもう少し手前に置きたい気がしますが、今はちょうど良い場所が作ってあげられない。「やっぱり耐えられない。それと、遠慮がちにサワサワしてきて気持ち悪いのよアンタ」と言い出したら考えます。それまで逃げないでね。
よそさまではどんな感じなんでしょう。ちょっと環境が違うけど、板橋区熱帯環境植物館のチランジアはこう。
気温低めで湿度多め、雲霧林ゾーンにいます。(板橋区立 熱帯環境植物館)
オザキフラワーパークさんはこう。(※撮影許諾済写真、共有不可)
水やりはどうされているのかわかりませんが、柔らかい日の当たる、涼しい店内。
さらにウスネオイデス from ベネズエラ。
ウスネオイデス from テキサス。
絶対襲われる、何かが出る、いやー。
庭にこのような可愛い木があるとか、夏でも涼しく湿った通風のある場所を提供できるベランダはそう多くないと思いますので、身近なところで。
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温室にぶら下げている人もいるし、庭がある人は木にひっかけてホースでじゃーじゃー水くれてる。園芸はワイルドたれ。
そんな植物をインテリアに取り入れようなんて、外で管理するよりよっぽど面倒だよ…と、以前室内でチランジアをミイラにした自分が言ってみます。黒歴史。
水やり
ベランダの中でいま一番水やりをしている植物ですね、間違いなく。
- 毎晩、日付が変わる頃にジョウロでジョビジョルバ
- もしくは、水がもったいないので洗面器に水を張って超ベリーショートソーキング(ディッピングというんですか)。長くて3秒、4秒。引き上げたら水をよく切って吊るしておく
朝までに乾けばOK。
多肉をメインでやっていると毎晩水やりなんてしないので、少し面倒に思うこともありますが、夜風に吹かれて気持ちよさそうな植物を見ていると癒やされます。
こう見ると一面ウスネヘブン詐欺。ウキャッホホ。
わっさーって増殖してもらいたい。冬はマフラーにしてやるんだ。
今後の目標は、洗濯バサミの色を揃えることです。
Happyなディッピングを。
※高解像度の写真はFlickrにアップしています。どうぞよしなに。
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