10年経っても猿が恋する葦サボテン、ハティオラ

2016年5月27日

全国の葦葦サボサボ普及委員会会員の皆さま、お変わりないですか。
日本の夏、葦サボの夏です。
ハオルチアが全体の株数の3分の2を占めようが、球根が増殖しようが、チランジアにウホッとしてようが、原則として葦サボラバーのウェブ屋です。暑い。

今回のハティオラはさかのぼること10年前、まだ高島平で開かれていた「サボテン・多肉植物フェスティバル(現ビッグバザール)」で入手した株。便宜上ハティオラ3号と名づけました、たった今。

写真に写り込む、チランジアのざぶとんとして登場…みたいなことはあったけど、記事にするのは数年ぶり。

せっかくだから購入当初からのビフォービフォービフォーアフターを見てもらおう…と旧ブログの写真ペタペタ貼ってたんですが、意外に時間がかかってしまって。

うちには猿恋葦(var. salicornioides)と白糸の滝(var. bambusoides)、二種のハティオラがいるのですが、生長の過程で株を取り違えていたり、垂れるからハティオラじゃないなどと断言していたり、こんなもんをしたり顔で書いていた自分が恥ずかしい。昔ブログあるある。

ということで3号の紹介の前に。

猿恋葦と白糸の滝の見分け方

植物栽培blogその3 猿恋葦と白糸の滝を見比べる の引用と、自分の経験上からまとめました。

  • 猿恋葦=Hatiora salicornioides var. salicornioides しだれ性。茎節はきゅっとウエストを絞った形になる。花は薄黄色で可憐な感じ。生長点がほぼ全ての茎節ではっきりとした星形の形をして凹む
  • 白糸の滝=Hatiora salicornioides var. bambusoides 立性。「竹」という変種名の示すとおり、茎節は筒状に近いものになる。花はややオレンジがかって線が太い雰囲気。生長点がほぼ円形で、ほとんど凹まない

「猿恋葦」は、ほぼ純黄色なのに対して 「白糸の滝」は、縁にオレンジ色の覆輪があります(「猿恋葦」と「白糸の滝」 – 火龍果の森

という記事もありました。うちの二種類の花も参考に貼っておきますね。

猿恋葦 の花

言われてみれば真っ黄っ黄、なような。

Hatiora salicornioides var. salicornioides flower

白糸の滝 の花

昔開花したときの写真です。
言われてみれば縁取りがある、ような。徒長してますが茎節は寸胴に近いです。

Hatiora 白糸の滝の花

花より草姿で見分けるほうが手っ取り早い気がする。

ハティオラの花を咲かせるには

ここ数年はチランジアが同居しているし、また手っ取り早く花が見たいのもあって、最低が5℃を下回るころに室内に取り込みます。(外置きのハティオラもいます)

そのうち生長点に、新芽とは違う淡い黄緑の丸いものが見え始め、少しずつ大きく黄色くなっていきます。年が明けたころに一斉に花を咲かせます。

花のつき方はシャコバサボテンと一緒で、咲かせ方も準じれば良いと思います。寒さ、いじめ→暖かさのメリハリがポイント。室内に取り込んでもなるべく明るい場所に置き、まんべんなく日照を当ててあげるとよいです。

外越冬でも暖かくなれば開花はしますが、5月か6月頃になります。参考までに、外置きで5月に開花した時の猿恋葦(2010年)。前のハードディスクのiPhotoライブラリほじくったら出てきました。昔の写真、flickrにほとんど上げてないのなあ。

Hatiora salicornioides var. salicornioides flower

こんなにいじめたときがあったのね…なんつう色だ。

さて。
私も昔混同していましたが、今お店でたまに見かける「猿恋葦」の札が付けられたものはほとんど「白糸の滝」なんでは? という気がいたしますね。観光地みたいな名前なので私はバンブ、バンブソイデスって呼んでます。

でも今回は本家「猿恋葦」の紹介。

まだ終わらないよ、ここからが本題だ。いつも長くてすみません。

サルコイビフォービフォービフォーアフター

2005年5月

購入したその日に撮った写真。このとき「猿恋葦」を二種類買っているのですが、暴れているからこっちで合っているはず…。

Hatiora 葦サボテン

2005年8月

なんでこのころ室内に入れてたんだろう。大きくなーれよ

Hatiora 葦サボテン

2006年9月

一気に爆発。甘々管理でのびのびだ。

Hatiora 葦サボテン

2007年8月

鉢を見ると過去の自分、ここまで毎年植え替えていたのかな。

Hatiora 葦サボテン

ベランダのコンクリ床が綺麗で泣ける。エスキナンサスなんて写ってるよ懐かしい…今なら維持できると思う。ごめん。(過去の写真はいつも反省ばかりだ)

2008年5月

こんなにグレちゃって、何があったのか母さん心配。

Hatiora 葦サボテン

2009年9月

言いたいことがあるなら父さんに話してみなさい。怒らないから。な。

Hatiora 葦サボテン

2011年9月

ここらへんから辛い管理にシフトしていったのだと思います。茎節の色や形状が変わってきました…ってフラッシュ炊いててわからんがな。お化けか。

Hatiora 葦サボテン

2013年3月

紆余曲折あって、ハンギング生活に慣れた頃。よく陽に当たるので色が黄緑になっています。すっかり締まった良い株になりました。寒い時期には赤く染まる節が美しい。

Hatiora salicornioides キセロ様のためならヨイトマケ葦サボの唄

2013年なんてほんのこの前という感じだったのに、二年前ですと。時の流れは植物にも人間にも平等なのです。ああ返せ、私の若さを。

Now

なう。ジャストナウ。

背景は整理中なので気にしないでくださいね…お化けみたいなパレアセアも気にしないでね…枯れ果てた冬球根の鉢も(以下略

Hatiora 葦サボテン

もう今さら確認することでもありませんが、今年は暑い。本当に暑いのです。

Hatiora 葦サボテン

しかしここまで木化してしまうと(あ、いい色のベンケイ多肉写ってますね)

Hatiora 葦サボテン

日の出から6時間、ぞんぶんに直射を浴びていますがびくともしません。いや暑いとは思うけど物言わず耐えています。君と話ができなくて本当によかった。

水やりは、夏だろうが冬だろうがハンギングが軽くなったら普通にやっています。

相変わらずフォーカスが合わせにくい。
手触りがよくて、なんとなく触っちゃうんだよねえ。ごめんねえ。

Hatiora 葦サボテン

それにしてもよくポロッといかないもんだね、というくらいに細い節です。

Hatiora 葦サボテン

着生植物なので、本来はなにかの木につかまりながら伸び、増え、更新されていくものなんだろう。どんどん挿し芽して若い子を育てたほうがいいんだろうなーと思っていたのですが、こいつそのものが木みたいになってきました。

生長のスピードも落ちるかな? と見ているのですが、成長期になればほうぼうから新芽をのぞかせ、少しずつニョキニョキしています。

20年経っても恋していられるよう、大切にしていくんだぜ。

※高解像度の写真はFlickrにアップしています。どうぞよしなに。